トップメッセージ

代表取締役会長兼CVO 熊野 英介 代表取締役社長兼CIOO 末次 貴英

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

過日、アミタホールディングス株式会社の第15期定時株主総会にて取締役5名を選任いただきました。
引き続き、代表取締役会長 兼 CVOを熊野英介が、代表取締役社長 兼 CIOOを末次貴英が務め、業態改革の締めくくりとして、今後の事業展開に向けた基盤整備と業績目標の達成に取り組んでまいります。

2024年度は、本格的なサステナブル市場の開拓を目指し商品力向上や営業力強化、組織づくりに取り組む中で、グローバルサプライチェーンの不確実性の高まりと、それに呼応した企業や自治体の持続可能な経営・運営への移行支援ニーズの拡大を実感いたしました。 その結果、関係性戦略への先行投資により販管費が増加するも、支援ニーズの獲得により売上が拡大し、前期比で増収増益を達成しております。これらの状況を踏まえ、2024年度の期末配当は期初予想通り1株あたり4.0円といたしました。また、昨年度の基盤整備の進捗を踏まえ、2025年度は5.0円の配当を予想しており、市場展開期が終わる3年以内に配当性向30%の達成を目指してまいります。

そして2025年、世界はトランプ新政権発足などで大きく揺らぎ、より一層、混迷の時代に突入していると感じます。環境面では、世界的な資源枯渇や気候変動リスクの顕在化が加速する一方、アメリカのパリ協定離脱表明や世界的な大手資産運用会社の気候変動対策グループからの脱退が進行しています。さらに経済面では、グローバルな多国間交渉から二国間交渉への転換期を迎えるなど、いたるところで「この先、世界は一体どうなるのか?」という声が聞こえてくるような気がいたします。
当社グループはこの一連の動きが、従来型の自社活動の抑制に繋がる「守りのESG」から、より本質的な企業価値の向上に寄与する「サステナビリティ経営」が重視される社会への移行を促進する契機になると捉えています。

そこで、ビジネスモデルの社会的価値向上を支援する企業向け循環型事業創出プログラム「Cyano Project」を強化するとともに、当社グループの移行戦略の一環として、姫路循環資源製造所での次世代型工場の新設を決定いたしました。サプライチェーン上の情報を活用し、多様化するリサイクルニーズとサステナブルな調達ニーズに対応するサービスの高度化を推進いたします。
自治体向けには、持続可能な地域づくりの統合サービス「MEGURU STYLE」の開発・提供を進め、海外市場ではASEAN地域のサーキュラー市場獲得に向けて現地パートナーとの事業連携を強化してまいります。加えて社内の組織づくりの一環として、複雑性が増す時代において環境変化に対する適応力を高めるべく、硬直化しやすいヒエラルキー型組織から環境適応しやすいエコシステム型組織への移行を推進しています。

これらの経営戦略の着実な実践を通じて、アミタグループは2025年度、サステナビリティ経営ソリューション提供への基盤整備を完了させ、2030年のサーキュラープラットフォームプロバイダーの事業構築に向け大きく前進いたします。引き続きご支援賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2025年3月吉日
アミタホールディングス株式会社
代表取締役会長 兼 CVO 熊野 英介

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代表取締役社長 兼 CIOO 末次 貴英

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